2008/01/30

未来の車

義務教育を受けていた頃、えらく世界史にはまっていた。
日本史はからっきし駄目なのに( それも問題だが・・・)、どうしたことか、テストで横文字がたくさん出ると高得点をたたき出していた。間違えると教師を質問攻めにし、友人は心底 『またか・・・』と思ったに違いない。
そんな私が憧れている国がある。
ヨーロッパは西部へ、フランス・ドイツ・ベルギーに大切に守られているかのように、その中心に静かに存在する
『ルクセンブルク大公国』。
自然に溢れ、歴史を守ってきた美しい城と町並みは世界遺産にも登録されているが、写真を見て一目ぼれをしてしまった。 まるでおとぎの国のようで、本当はそんな場所はないんじゃないか。と自問自答していたものだ。
また、ルクセンブルクはEU機関や日本の銀行とも提携を結んでいる国際的な都市でもある。
そんな場所に、MDI社( Moteur Developpment International )はある。
今日は未来を先読みしている この会社を紹介していこう。

MDI社は自動車会社だ。それも『AIR CAR』に限る。文字の意味する通り、空気を燃料とする圧縮空気機関を使用した自動車だ。
仕組みを少し説明すると、エンジン本体は私達が使用している内熱機関と大して変わらないが ガソリンの代わりに圧縮した空気を入れることにより稼動する。ピストンで空気を圧縮し、断熱圧縮によりピストンを押し下げるという動作を繰り返す。
つまり、空気そのものを燃焼しているのだ。もちろん二酸化炭素は出ないので究極のエコカーである。
また、最高時速は110キロ、一回の圧縮空気注入で300キロメートル走るという。コンパクトカーサイズなら
110万円といったとこらしい。
素直な感想で、素晴らしい!!
の一言だ。
どうだろうか、スタイリングも好みは別として、とても安定感のある優しい雰囲気で悪くない。
ドラえもんのいる未来に こんな乗り物があったような気さえする。

MDI社のHPを読んでみた。一部の言葉だが、
未知的な新技術だから製品化は難しいけれど、リスクを背負っても挑戦したい。 というような事が書かれていた。 
夢があるなあ・・・

憧れの国が更に輝いて見えてきた。過去・現在・未来を共有している 小さな小さな公国。
そんな おとぎの国には未来を誰よりも先読みした職人達がいる。
絶対に、近い将来 MDIに取材しに行くと決意した。

Hp⇒⇒  http://www.theaircar.com/